材料費は半年以内のリタッチとして130gで考えると
1剤1210円
2剤660円
合計1870円となります

Q バックウェーブの場合、薬剤は、どの比率が最適か教えてください。

A お客様一人ひとりによってダメージ具合が違うため、バックウェーブにたいしてコレという処方はできません

根本のリタッチとバックウェーブのカラーダメージの状態が同じと仮定するなら、
バックウェーブがある部分は前回の薬剤かアイロンが甘かったという事になりますのでそこまでダメージもしておらず根本の薬を時間差で伸ばすのがおススメです

 

バックウェーブの具合によって伸ばすタイミングが早めか遅めかは感覚になると思います

クセ戻りが酷く痛んでないと判断したらリタッチが終わり次第コーミングで伸ばします(開始15分程)
ほんの少しのタワミやつなげたい場合は開始30分程で根本がかなり伸びているのを確認してから伸ばすか、水スプレーで根本の薬を柔らかくしてからコーミングで伸ばして行きます

 

ただしそれはあくまで前回の履歴がアルカリ矯正の履歴の場合で、

ご新規様のように履歴がわからない方、酸性ストレートや酸熱トリートメントの繰り返されている方は毛髪内部がかなり損傷している場合がありますので、
安易にストレート剤をつけるのが危険です

どうしてもしないといけないのならなら髪を少しすいて薬剤に付けロッドに巻き付けストランドテストをしますが、

カウンセリングの段階で
『毛先はムリに触らずにトリートメントで落ち着かせて時間をかけてキレイにしていきましょう』
と伝えてあげる方が失敗がなくて良いと思います

 

先日の名古屋セミナーの時のモデルさんは前回4月に酸性ストレートをされていてかなりバックウェーブがありましたが、ダメージもかなり酷くなっていましたのでムリに薬剤はつけませんでした

ここで無理をして薬剤をつけて行きすぎてしまった場合自分が悪者なってしまうからです

そんなふうにバックウェーブを出さずに、安全にキレイにして行けるためにも今回のクァンタムストレートはオススメです

 

 

Qマニュアルにユメシャンプーの頭を支える所に注意とありますが、これは支え突起によって根元にクセや薬が付く事に注意が必要という事でしょうか?

もしくはクァンタムストレートの薬剤がユメシャンプーのクッション成分と相性が悪い成分などか含まれているという事ですか?

A 頭を支える2つの突起によって、根本にクセが付く可能性があるので注意して流して下さいという意味です

縮毛矯正の2剤後仕上げのシャンプートリートメント後や、カラーのシャンプートリートメント後に
『クァンタムゼロ』は是非使ってみてください

使い方はトリートメントをつけてチェンジリンスをする為にお湯を貯め、

そこに2プッシュ程(泡ボトルやスプレー)溶かしてチェンジリンスし、また2プッシュ入れチェンジリンス、また2プッシュ入れチェンジリンス
の3回ほど行ってみてくださいこの凄く質感が良くなります

ポイントは時間をかけて徐々に足して行くことです

決して髪に直接原液はつけないようにしてください

色んな酸リンスを使ってきましたがクァンタムゼロおススメです
(カラーは濃すぎると色落ちする可能性もあるので気をつけて下さい

 

 

Q クァンタムストレートにてシャンプーのタイミングと回数について

教えてください。

 1液塗布後にシャンプーでしょうか?それとも2液塗布後にシャンプーでしょうか?
又、何回シャンプーをすれば良いでしょうか?

A 1液後は最低1回はシャンプーして下さい、うちのサロンでは簡単に2度シャンプーしています
この時は髪の毛が柔らかくなっていますので優しく泡立てるようにして下さい

2液後は必ずではありませんがシャンプーする事を推奨します、薬液の洗い残しは良くないので
うちでは1度しっかりとシャンプーしています

Q 以前、小林さんのアカウントで配信したインスタLIVEでは、2液の塗布スタートから6分程で流されていました。
ブロム酸でもクァンタムの2液なら短くても良いのでしょうか?

A メーカーとしての都合上トラブル防止も兼ねて一応ブロム酸は10分推奨です
が、個人的にはですがストレートの2液の役割はあくまで酸化の補助程度なので塗り終えて5分おけば充分ではないかと思います

 

 

Q サロンのメニューの関係で、クァンタムストレートと3ステップトリートメントを組み合わせたいのですが、
通常は①②→カラー→③と施術をしています。
クァンタムは前処理禁止と聞きましたが、ストレート施術後に①②③とやった方がよろしいでしょうか?
もしくはシステムトリートメント自体オススメしませんか?

A 前処理はしない方が良いです
(毛先がかなりのハイダメージで、流しのタイミングでも薬剤を絶対につけたくない場合は根元塗布後に保護の意味でトリートメントを塗るのはアリです)

前処理、中間処理共に乾きにくくなりトータル時間が遅くなります、
そしてやってみて貰えばわかりますが根本の矯正部に関しては前処理しない方が綺麗に伸び質感も良くなります

ですので後処理で1.2.3をしてみて下さい、1や2がインナーケアであればその代わりをクァンタム2剤が果たしますので3のみで良いかもしれません
ただ、その工程の必要がないようにクァンタム2剤とトリートメントでシステムトリートメントの質感が出せるようにしています

マニュアルやセミナーでもお伝えしておりますが、基本的にシステムトリートメントはカラーの時にしていただくのが良いかと思います
色々やり過ぎる事でタイムが長くなりにはそこまで差が出る事は無いと思いますので

ただしあくまで僕たちが試してきた結果であって、
いろんな考え方がありますので仕上がりが良くなる可能性もあるので研究して頂くぶんにはお好きに使って頂いて構いません

 

 

Q ご相談です。中学生のロングの女の子です。

・バージン毛(カラー、パーマ歴なし)
・くせ毛(縮毛ではなく柔らかい  カールがでるような髪質)
・湿度が高いとより広がる髪質
・細毛
・特におでこ周りの癖がキツいです(細毛)

薬剤の配合が、Hのみだとキツい気がして心配です。

 

A まずマニュアルにあるバージン毛でも細い毛は注意という事ですが、心配な場合は

①H10:S1 で行く
②H3:1〜H5:1で塗って後でH単品を重ねるほうがより安心ではあります

Sを少しでも入れると薬の効き過ぎはかなり抑えられます

※全体なら軽くシャンプーしてからウェット塗布のほうが伸びが良いですし塗布のタイムが早いのでそうします

ただ僕はなれているので…
③H単品で行くと思います
ウェットで塗布量少なめで

大人の場合注意が必要ですが、中学生の髪は細くてもかなり強いそうなので逆に襟足や耳後ろが伸びない事の方が注意してください

ウェットから薬剤塗布前にアクアミストはしません

セミナーでもお伝えしておりますがクァンタムストレートの薬剤に適切な量のアクアミストが含まれています、
開発の時に最適なアクアミストの量を出しており、
量を増やしすぎても逆効果に質感が悪くなってしまい今の配合量がベストになっています🙇‍♂️

アクアミスト込みで前処理は無しでお願いしております

アクアミストをストレートの時に使うのなら2液の流し終わったタイミングです(クァンタムゼロがあればそちらを優先して下さい)

添付のアクアミストはカラーの前処理の時に使うかストレートの仕上げで毛先に使うようお願いします

 

 

 

Q【40代女性】
癖はあまりなし
やや細毛
軟毛

【希望】
ツヤをだしたいと、毎日楽にしたい。
髪質改善

はちうえダメージレベル普通
サイドみみしたからバックまでブリーチ一回履歴あり、その後暗くしました。
ブリーチ部分のパサつきがら気になると。

ドライ後ブリーチ部分がらややパサつきがのこりました。
はちうえはバッチリです。

1週間経過し、毛先の痛みがまだ納得いきません。

何か対処方法はありますでしょうか?
こちらのストレートにアウアウトバスなどがあれば教えていただきたいです。

【薬剤選定】
ハチ上の根本から毛先まで
H単品

ハチ下ブリーチ部分
前処理ディアテックfinRM
H1:5S

一発塗り15分

流して軽くシャンプー

ドライ90%ドライ

ツインブラシてアイロン
ハチ上180度

鉢下160度

2液塗布10分

シャンプー台でゼロフォーム塗布

トリートメント塗布で行いました

A まずお伝えしたい事は
クァンタムストレートのメインターゲットは『バージン毛〜カラー毛のクセ毛』です、、

【ブリーチ毛への矯正は難しい上に、そのダメージ具合に合わせて繊細な仕事が必要になります】
ですのでこのパターンはこう!というのが明確にはお答えできないです

 

そして癖が強い場合には落ち着かせることでツヤを出すことができますが、今回の方のように癖が弱い方でブリーチ履歴がある場合は無理に矯正しない方が安全かと思います

 

マニュアルには配合の記載をしてますが
S5:H1は事故を防ぐ意味でも相当弱い選定にしてあります、
15分では間違いなく還元がしきっていないはずです(30分おいても還元は終わらないくらい弱いです)

 

基本的に上から強い薬剤を重ねないと伸びませんので今回は還元不足だとは思います
(直接見させて頂いておりませんのでそれも断言はできませんが
薬剤が効いていないのであればアイロンの温度も160℃ではなく180℃必要になったりもします)

 

それと前処理は基本的に行わないとお伝えしています(fin RMはアウトバスですので前処理としての効果も見込めません)

 

ブリーチしている髪とブリーチしてない髪を同時に矯正するのはタイミング的にもより難度が高くなりますので、
ブリーチする場合は矯正してから後日ブリーチというのも徹底してお客様にお伝えしております

 

セミナーでもお伝えしているのですが、
ブリーチをしている方はデザイン思考の強い方となります

 

そういった方は飽きやすく回遊しやすいと考えておりますので集客もしないようにしておりますし

 

今回の目的は少し本来の目的から離れているように思ってしまいました

 

クァンタムストレートが髪をキレイにするのは【極力髪をダメージさせずに癖を伸ばす事でキューティクルにツヤがでる】のですが、

 

今回は『クセはないけどツヤを出したい(部分的にブリーチでダメージ大』とおっしゃってます

 

今回のパサつきの原因はクセではなく元々のブリーチによるダメージが大きな原因ですので、取る手段でしては矯正ではなくトリートメントの方が正しかったように思います

 

いくらクセ毛をキレイにするとは言っても、
還元剤を使うことはどうしてもダメージさせる行為です(広がりや多少のクセがあるならもちろん効果は見込めます)

 

お客様にもお伝えして欲しいこととして、
『美髪になるためには、カラーや矯正によるダメージをどれだけ抑えられるか?』この積み重ねです

 

最近では酸熱トリートメントもやり過ぎると髪のダメージになってしまうので同じことが言えますし、カラーも何度もアルカリカラーを繰り返してしまうとダメージの蓄積になってしまいます

 

同じ理屈で、既矯正毛の毛先には矯正剤を塗らない方が良いとお伝えしたかと思います

 

それをまずは美容師が理解して、分かりやすくお客様にお伝えする事で髪に負担なく美髪を目指すことができると思います

 

fin RMをつけるとすれば2液後シャントリを済ませてシャンプー台でしっかり塗布、コーミングしてタオルドライ、ブローアイロン仕上げが適切だと思います(アイロン後は静電気が立ちますが髪にとっては疏水に傾いた証拠で良い状態です)

 

仕上げはツヤだしスプレーかオイルはほんの少量毛先中心につけ静電気を抑えるのがおすすめです

 

補足ですが
マニュアルには書けませんが裏レシピとして
ブリーチ1回程度であれば
1S:H1 で行くか

 

5S:H1にオレンジコスメさんのGMTを5%程入れてもらえば伸びやすいはずです(スピエラはお好みで3-5%)
もう一つ補足ですが、

 

ブリーチによるダメージや毛先をキレイにする為にオススメなのは
クァンタムゼロですが、
使い方がかなり重要です

 

セミナーや初回特典ではお伝えしていますが、
2剤後やカラー後にトリートメントをつけコーミングした後で(システムトリートメント後でも構いません)
シャンプー台にお湯を溜め、
クァンタムゼロを2プッシュお湯に溶かし(スプレーか泡ボトル)それでチェンジリンスします

※なるべく時間をかけた方が効果的です

 

1-2分チェンジリンスしたらもう2プッシュお湯に溶かしもう一度チェンジリンスします、
その工程を3セット繰り返して、
(なるべく時間をかけた方が質感は上がります)

 

最後にお好みのアウトバスをつけブロー、アイロン仕上げしてみて下さい(重い質感のトリートメントをつけた場合や、ベトベトした感じがする時はチェンジリンスが終わってシャンプーをつけ軽く泡立てましょう)

 

クァンタムゼロは繰り返してもリスクのほぼ無い優しい天然の酸熱トリートメントと思って頂ければ良いかと思います

※ただし酸が強いものは直接髪につけるのは良くなく、ジワジワと濃くしていく事がポイントです

 

ブリーチ毛はお客様への説明もかなり肝になってきますね

できなくは無いのですが、GMTやスピエラを使って酸性に寄せるとどうしても癖戻りしやすくなってしまいますし、いずれダメージは出てきてしまいます
自分たちが悪者にならないように、しっかりお伝えする事は絶対に怠らないようにスタッフさんにはお伝え頂きたいです

 

ただ還元不足というのは方針としては◎で
やり直せば良いだけですし、
1番ダメなのは攻めすぎてダメージさせ過ぎることなので、
次はもう少し攻めた選定にしよう!で良いと思っています

 

お客様には行き過ぎると取り返しがつかないので今回は70点を狙います!次は90点に調整するためですとお伝えしてスタートするのが大切だと思います

 

GMTやスピエラの添加の意味合いはおっしゃる通り、ブリーチ毛に対してはphを下げてその分還元剤濃度を上げる
酸性ストレート方式となります

酸性にする事で後々クセ戻りや還元剤のダメージはどうしても出てきますが、クァンタムを使うと他の剤よりも質感はかなり良いはずです

 

 

Q 今回のお客様の件

軟毛

毎月6レベルグレイカラー
6ヶ月に一度ストレート
根本6〜7センチ癖あり

顔まわりにビビりあり

毛先にはストレートがまだ残っている状態からのスタート

根本
H1:S1
毛先
S単品

タイム15分

かなり柔らかい手触りで顔まわりが少しビビっていたのが、なおりました。

いつものストレートよりとても手触りが柔らかくお客様も喜んでいただけました。

質問

①何故顔まわりのビビり毛がなおったのか?

②毛先のストレート部分には薬剤をつける、つけないの線引きポイントはどの辺りなのか?

③いつも毛先はグリオキシル酸系のトリートメントを同時施術をしていたので、トリートメント感覚でSの単品使いをしてみました。
このような使い方はありでしょうか?
仕上がりは良かったのですが、リスクなどがあれば教えて頂きたいです

A ①基本的にはビビリには還元剤はつけない方が良いと考えています

 

Sにはレブリン酸という優しい酸リンスが配合されています、
1:1ではphも低めですのでじっくり酸リンスを効かせたような形でたまたま治ったかと思いますが、基本的には還元値7%の矯正剤をつけているのでやめておいた方が良いです

行き過ぎるとより失敗になる可能性がありますのでトリートメントやクァンタムゼロだけする方が無難だとおもいます

②クセ戻りがあれば=還元しきれていないので根本のお薬を時間差で伸ばす事が多いです

③昨日の投稿に戻りますが、Sも還元剤で濃度7%ありますので伸びているのであればつけない方が良いです

美容師さんの感覚として何もしない(毛先に)のが悪い事という考え方があるように思いますが、
24クァンタムストレートでしっかり伸ばせた部分が伸びて毛先に来ると

『何もしない方がキレイ』

という状態になりますし、それが1番成功でお客様が感動する感動水準に繋がります

(例えばカラーもリタッチだけ続ける方が髪のダメージの観点からすれば良いですよね?)

『ですので還元剤はなるべく1回で決めて2回は触らない』
(繋ぎでオーバーラップするくらいが理想です)

3ヶ月後、
6ヶ月後にキレイにするためには?
を考えて施術、お伝えする事が大切だと考えております

【クァンタムストレート2剤について】

2剤は通常のブロム酸だけでなく、その後につけるインバストリートメントを定着させる効果が含まれていますが、それ単体では質感が良いものではないので

その後のトリートメントをつけてドライした後はまだそこまで質感がよくなりません

アイロンして脱水する所まで含めて効果がでます!

お家に帰って1度洗ってからが本領と言った所です

ですので最後仕上げのアイロンはパネル厚くて良いので根本も少し熱を入れるようにしてみて下さい

【H1:1Sの使い方と顔まわりの安全な方法について】

H1:1Sがかなり汎用性がある事がわかってきていて、縮毛矯正の毛先のダメージか癖戻りかわからないような部分にかなり長時間置いても大丈夫ですし、

ブリーチ毛も仕上がるまでは一見怖く見えますが大丈夫です

今までは薬剤は同じで時間差で顔まわりを塗るようにお伝えしていましたが、

思っていた以上にアイロンのテンションがかかってしまっていてダメージする事が多いようです、

そこで新しい使い方として、

顔まわりの毛が細い(弱い)部分に、H1:1Sを先に薄塗りしてからバックから薬剤を塗布し、時間差無しで顔まわりは事前に1:1で塗っておいた上から全体の薬剤を重ね塗りするやり方を試してみてください

1:1よりSが多めの弱い選定では伸びづらい事が分かっていて、1:1が本当に安全で優秀です

矯正が多い日などはある程度作り置きして小さいタッパーに入れるのもありかもしれません(なるべくその日のうちに使い切るようにしてください

1人に使う量はせいぜい20gほどだと思います(薄塗りのため