薬剤配合、1液塗布について
履歴をしっかりと確認する事が大切です
☑️カラーの周期
☑️ブリーチ履歴
☑️酸熱トリートメント履歴
☑️パーマや矯正の履歴
(履歴がある場合は前回の仕上がりが弱く取れているか、ダメージかの見極め)
ダメージレベルに合わせた薬剤配合マニュアル
全ての髪質で顔まわりは事前にH1:1Sを塗っておき、バックを塗ったらサイドはsを5%足して顔周りには重ねていくのが安全
もしくはバックを塗布し終わって残液総量の20%Sを足したものでサイドを塗布
s多めで優しい選定であればあるほど質感は上がる、無理に時間短縮を図らない
①H単品
➡️バージン毛のバック
※細毛はH100gに対してSを5g(5%)の割合で入れてください
※ドライよりウェットの方が浸透が早く短時間になります、バージン毛でも細毛の場合は気をつけてください
※加温はムラになるので推奨しません、促進したい場合塗布量でコントロールしたりペーパーを貼ります
②H3:1S
➡️【低頻度のカラー毛、ダメージ普通程度、クセが強い、髪が太い】方のバック
③H2.5:1S
➡️カラー高明度(40代まで)、グレーカラー(40代まで)のバック
※初回の方等迷った時は優しい選定から始めましょう
④H2:1S
➡️グレイ毎月のバック、エイジング毛のバージン毛サイド
⑤H1:1S
➡️ブリーチ1度まででハリコシあり、既矯正部のゆるいバックウェーブ
※こちらも優しめから初めて伸びなければ強めの薬を重ねづけします
24クァンタムストレート配合表
H 100に対してSの量での配合表
S10(10:1)バージン毛細毛、軟毛
S20(5:1)カラー毛ダメージ小クセ強
S30(3.3:1)カラー毛ダメージ小
S40(2.5:1)カラー毛ミドルダメージ
S50(2:1)2ヶ月以内のグレイカラー、エイジング毛、ブリーチではないハイトーン、細毛のカラー毛
S100(1:1)既矯正部掛け直し、ブリーチ1度まで(要ストランドテスト)
※S33(3:1)旧配合表
デジタルパーマについて
パーマをかける部分に1H:S1を塗っておき、バックの中間部かかりにくい部分にだけ矯正と同じ剪定を重ね塗りしロッドを巻き放置(塗り初めから20〜30分目安)
💡バージン毛の場合放置時間は塗り初めから40-60分程
カラー毛であれば塗り初めから20-40分程度を目安とします
※エイジング毛や酸熱の履歴がある場合は早いこともあるので注意
💡クセが強い、太い
逆に毛が細い、怖いなどのときはHの量を0.5前後させて調整するか、放置時間でご対応ください
💡酸熱トリートメントの履歴がある方は弱い選定にするなどし気をつける
💡伸びなさそうならもう2段階強い選定を重ね塗りする
塗り始めから30分経ってもコームスルーでクセが収まっている様子がなければ重ね付けします
前処理、中間処理について
基本的に前処理、中間処理は必要ないように設計されています
2液まで終わってから毛先メインで後処理を推奨します
ハイダメージの場合など前処理や中間処理を使っていただいても構いませんが、つけすぎや濃度の濃いものは時間がかかったり逆効果になりやすいためお気をつけください
1液塗布
アイロン前もですが、塗布前にダッカールでブロッキングしておくと全頭の中で時間差がつきづらくスムーズに塗布できます
気をつける部分襟足1線目、顔まわり、前髪は他の部分よりも弱い為、時間差、ウェットにするなどします
前髪はアイロンで丸みをつけるよりマジックカーラーやロッドで巻いておくと柔らかく仕上がります
【H1:1Sの使い方と顔まわりの安全な方法について】
H1:1Sがかなり汎用性がある事がわかってきていて、縮毛矯正の毛先のダメージか癖戻りかわからないような部分にかなり長時間置いても大丈夫ですし、
ブリーチ毛も仕上がるまでは一見怖く見えますが大丈夫です
今までは薬剤は同じで時間差で顔まわりを塗るようにお伝えしていましたが、
思っていた以上にアイロンのテンションがかかってしまっていてダメージする事が多いようです、
そこで新しい使い方として、
顔まわりの毛が細い(弱い)部分に、H1:1Sを先に薄塗りしてからバックから薬剤を塗布し、時間差無しで顔まわりは事前に1:1で塗っておいた上から全体の薬剤を重ね塗りするやり方を試してみてください
1:1よりSが多めの弱い選定では伸びづらい事が分かっていて、1:1が本当に安全で優秀です
矯正が多い日などはある程度作り置きして小さいタッパーに入れるのもありかもしれません(なるべくその日のうちに使い切るようにしてください
1人に使う量はせいぜい20gほどだと思います(薄塗りのため
【H1:1Sの使い方と顔まわりの安全な方法について】
H1:1Sがかなり汎用性がある事がわかってきていて、縮毛矯正の毛先のダメージか癖戻りかわからないような部分にかなり長時間置いても大丈夫ですし、
ブリーチ毛も仕上がるまでは一見怖く見えますが大丈夫です
今までは薬剤は同じで時間差で顔まわりを塗るようにお伝えしていましたが、
思っていた以上にアイロンのテンションがかかってしまっていてダメージする事が多いようです、
そこで新しい使い方として、
顔まわりの毛が細い(弱い)部分に、H1:1Sを先に薄塗りしてからバックから薬剤を塗布し、時間差無しで顔まわりは事前に1:1で塗っておいた上から全体の薬剤を重ね塗りするやり方を試してみてください
1:1よりSが多めの弱い選定では伸びづらい事が分かっていて、1:1が本当に安全で優秀です
矯正が多い日などはある程度作り置きして小さいタッパーに入れるのもありかもしれません(なるべくその日のうちに使い切るようにしてください
1人に使う量はせいぜい20gほどだと思います(薄塗りのため
チェック方法
24クァンタムストレートは今までの縮毛矯正剤ほどアルカリでキューティクルを膨潤させません、ですので毛を折り曲げてのチェックや結んで戻りをチェックする方法は使えません
ハケのコームでクセの強い部分、主に耳後ろと顔まわりをコーミングをした時にクセが残っているようならまだ置きましょう
クセが伸びたようならスプレーで全体的にお水を吹きかけ薬剤を緩めた状態で再度コーミングしチェックしていきます全体的にクセが取れたら流してOKです
1液チェック、アイロンテクニック動画
https://www.youtube.com/watch?v=2f1S2tDJOrg
1液流し
乳化は基本的に無し、一人塗りの場合は塗った側から流し、優しく2回シャンプーした後毛先のひっかかりが気になる場合のみ毛先にインバストリートメントを軽くつける
オイルは必要ないので付けません
ユメシャンプー台は頭を支えるパーツに注意、ついているものはなるべく使わない
アイロン前のドライについて
中間処理がないためドライも早く、ハンドドライで乾かしすぎない事
矯正したい部分をブラシでブローしてしまうと、アイロンの時に必要な水分量が残らないので必要ない
1人でドライする時、熱く無いドライヤーを2台持ちすると時間短縮になります
時短アイロン技術&顔まわり注意点動画
https://www.youtube.com/watch?v=wv1vc7W5TYY
アイロンについて
ADSTアイロン推奨温度
バージン毛180℃
標準カラー毛170℃
ハイダメージ毛165℃
ツインブラシでしっかりテンションをかけプレスをしないように当てていく、前髪や顔周りの弱い部分は5℃下げる
顔まわりは細かくとり熱が入りやすい為アイロンを当てすぎないよう気をつける(何度も当てない
※ケアをしっかり行なってカラーしている場合カラー毛でも175℃以上が必要な場合があります
特徴のあるアイロンの特色
✅ADST(推奨)
→熱がしっかり入る、テンション(圧力)がかかりやすいプレートため熱の入りすぎに注意する、太い髪、強いクセ向き、前髪や毛先にテンションかかりやすいので注意
✅サニープレイス
→何度アイロンしても空気中の水分を集める為湯気が出続ける、テンションもかかりづらいプレート、現行モデルは温度が変えられない
✅ラディアント
→テフロン加工のプレートの為温度設定より髪に伝わる温度がおよそ10〜20℃程低くなるので温度選定に注意、細い髪や毛先向き
2液について
アプリケーターで塗布が早くて便利
オキシと違って水で薄めないように注意
ブロム酸なのでトータル10分放置で流し(付け終わって約5分ほど放置、ホットタオルしてOK
シャンプー台で寝かせて塗布もOK(ユメシャンプー台は頭を支えるパーツに注意
オキシでも代用可能ではあるが、質感を求めるならインバストリートメントと合わせてシステムトリートメント化できるクァンタム2剤がベスト
後処理
2液後にクァンタムゼロでキューティクルを引き締めるとさらに仕上がりが良くなる(ゼロがない場合、アウトバスをつける前毛先にアクアミストでもOk)
システムトリートメントをするのであればこのタイミングで行う、クァンタム2剤を使用しているならインバスを重ねるだけでも十分な質感になる
ドライ後
仕上げにもう一度アイロンで水分をしっかり揮発させトリートメントを定着させる
仕上げに艶出しスプレーで完成
お客様にお伝えすること
なるべく施術の日は洗わないように、洗いたい場合はしっかり乾かして寝てください
結んだり巻いたりアイロンするのは当日からOKですが、アイロンを使う日は熱保護のトリートメントを使ってください(ディアテックfinRM推奨
ヘアカラーはなるべく別日で1週間は空けた方が髪に負担がかかりません
ブリーチやハイライトをする場合は矯正してからにしましょう、ブリーチしてからの矯正は髪の負担が大きいです
カラーの根本が2cm以上伸びていると根本のクセが残りやすいのでなるべく1cm以内で行うようにしましょう
もしもクセが出てくるようなことがあれば無償でかけなおししますので保証期間にご連絡ください
やってはいけない事(失敗の原因
✅前処理をやりすぎる→薬剤のスペックが発揮されづらい
✅中間処理をしすぎる→油分の多すぎるものをつけ過ぎるとアイロンで水分が飛びきらなくなってしまう
✅アイロン前にブロー、ツインブラシでブローしてしまう→アイロン前に水分が飛びすぎてしまう為ハンドドライでちょうど乾いた程度が一番良い
✅色々な知識があるせいでやり過ぎるとクオリティーが下がってしまう、そんな時は何もつけない引き算をするのが良い
【既矯正部の毛先について】
※既に縮毛矯正がかかっていて、あからさまにバックウェーブ(クセ戻り)が出ていなければストレート剤をつけない方が良いです
Sも付けません※
どれだけ弱いとはいえトリートメントではなく還元度は7です
毛先はカラーや矯正のダメージで綺麗でないことが多いですが、そこはトリートメントできれいにしていくしかありませんし、お客様に根本の綺麗な部分を伸ばしていけば1-2年後は見違えるように綺麗になっていくのでそれまでケア頑張りましょう!と伝えて下さい
毛先のトリートメントは2液を毛先まで付けて(根元につけて放置時間を超えてからシャンプー台でチェンジリンスで毛先に伸ばしても良いですが
※ブロム酸は決して水で薄めないでください
シャンプーをしてお店にあるトリートメントをつけてよくコーミングし、お湯を溜めてクァンタムゼロを2プッシュ×3回チェンジリンスしてください
もしクァンタムゼロがなければレブリン酸などの酸リンスを同じ容量でチェンジリンスし、流した後でアクアミストを10-20プッシュし良くコーミング、もみこみしてからタオルドライし、
仕上げはドライしアイロン仕上げして脱水して下さい、
※システムトリートメントは仕上げでアイロンをする事で脱水し長持ちします
クァンタムゼロのチェンジリンスをし、毛先をアイロン仕上げする事で酸熱トリートメントと同様の効果を得られます、が長続きはしないのでキレイな根元を育てましょうという持っていき方になります
(それができるお店はまだ全国にもほとんどありませんからお店の売りになります
24クァンタムストレートQ&A
随時更新していきます
https://bellhair.net/?page_id=3220